臨床研修指定病院として次の時代を担う医師育成に力を注いでいます

 臨床研修制度とは、医学部を卒業し医師免許を取得した者が、「臨床研修指定病院」で2年間「研修医」として臨床研修を積み、プライマリ・ケアを中心に幅広い診療能力を習得する制度です。2004年に義務化され、卒後2年間「初期研修医」として勤務します。
 当院は1975年に臨床研修病院に指定されましたが、以前から全国でも例の少なかった全科ローテート「総合診療方式」を取り入れたプログラムで、医師の臨床研修に力を注いできました。当院で育った研修医は、当院のみならず、東海地方の多くの病院で活躍しています。

総合性、考える力、そして応用力で、
当院は「ひと」を診る医師を育成します

 今日では医療の高度化に伴い、医師は自らの専門領域を定めて各領域で知識・技術の向上に努めています。しかし専門性を追求する前に、総合性を身に付け自ら考える力と応用力を持ち、病気ではなく「ひと」を診る医師であることが大切であり、そうした医師としての基盤を創ることが、当院の臨床研修の目的です。
 そのためには、多くの患者さんと接するなかで、まずは医師であるなら知っているべき疾患とその治療を学ぶこと、すなわち幅広い知識と臨床経験が必要となります。当院では救急外来と総合内科を柱に、院内全科で研修医の指導に臨んでいます。
 初期研修の2年間終了後、自らの意思で専門領域をさらに深く研修する医師を「後期研修医」と呼んでいます。一般的には後期研修は初期研修とは異なる病院で行う研修医が多いなか、当院では、そのまま後期も残って研修する先生たちが大半です。

患者さんのご理解が、
次代を担う優秀な医師を育てています

news59-p7-1.jpg 研修医は、幅広い病気を救急外来で経験し、総合内科などで、より実践的に医師の基礎を学びます。当院では、あらゆる研修医のニーズに応えながら臨床研修を行っています。
 臨床現場では経験豊かな指導医が責任を持って指導しますが、研修医を育てるのは指導医だけではありません。医師や看護師、メディカルスタッフ、事務スタッフ、そして何より一人ひとりの患者さんとのコミュニケーションのなかで研修医は大きく成長します。良い医師は、地域の財産でもあります。当地区の皆さまに育てていただいた医師が、東海地方の医療を支えています。
 当院は、これからも優れた医師の育成に力を入れていきます。時に厳しく、時にあたたかく、患者さんにも研修医を見守っていただけたら嬉しく思います。

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