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社会の関心が高まる「乳がん」、
会場でも大きな反響をいただきました。

ill1.jpg当院は、地域がん診療連携拠点病院として、今後も地域の皆さまへ
がんに関するさまざまな知識や情報を提供していきます。

乳がん治療の今を、
分かりやすくご紹介しました。

news59-p4-1.jpg がんは昭和56年から日本人の死因第一位で、国民の3人に1人が罹患し、年間約36万人の方が亡くなっています。当院は厚生労働省より、地域がん診療連携拠点病院に指定されており、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療における連携協力体制の構築、がん患者さんへの相談支援・情報提供などを行っています。
 当院では、地域の皆さまにがんに関する正しい知識と情報を知っていただこうと、これまでに「肺がん・大腸がん」「胃がん」に関する市民公開講座を開催しており、第3回目となる今回は、日本人女性の18人に1人はかかると言われている「乳がん」をテーマに選びました。


news59-p4-2.jpg 乳がんは、40歳以上になると罹患者数が増え、他のがんに比べ若い段階でかかる確率が高いのが特徴です。初期には痛みや体調の悪化などの症状がほとんどありませんが、早期に発見し治療すれば治る確率の高いがんでもあります。現在、乳がんの診断・治療の進歩はめざましいものがあり、乳腺の部分切除による縮小手術や、化学療法と縮小手術を組み合わせた治療法などで、乳房を温存したまま治療することもできます。
 「乳がんの最新の治療法や、ホルモン剤・抗がん剤など薬に関する正しい知識を地域の皆さまに知っていただくことは、大変重要なことだと思っています」と、副院長兼がん診療推進センター長の長谷川 洋医師。今回の講座では乳腺外科の伊東悠子医師や放射線科の松井 徹医師をはじめ、薬剤師、看護師、臨床心理士がそれぞれ「乳がんの治療」、「薬」、「リンパ浮腫」、「心のケア」について講演、乳がん治療の最前線を分かりやすく紹介しました。

会場は満席、乳がんに悩む方の多さを実感しました。

news59-p4-3.jpg 市民公開講座が開催された2月2日土、会場となった当院の研修ホールは、約250人の参加者で満席となりました。多くは名古屋市内の方でしたが、豊川市などの遠方から来られた方や、「妻のために」と他県から来場した男性もおり、乳がんに関心を持つ方、乳がんで悩みを抱えている方の多さがうかがえました。


news59-p4-4.jpg 参加者には、実際に乳がんに罹患している女性も多く、休憩中に集められた講演者への質問には「放射線治療は術後何カ月くらいから開始するのがベストですか?」、「抗がん剤を使用しましたが、足のしびれが治りません」など、具体的なものも多くありました。
 講演では、特にがんの手術によるリンパ節切除や放射線治療が原因で起こる、むくみである「リンパ浮腫」に関して、高い反響がありました。参加者からは「現在治療中ですが、右手がむくんでおり、リンパ浮腫の話をもう少し聞いてみたい」、「専門の講習会を開催してほしい」などの声があがりました。
 こうした声に応え、当院では今後、がんに関するさまざまな講習会や勉強会の開催を検討していく方針です。

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